No.08
昭和50(1975)年2月
小学生二人が謎の飛行物体と人型の存在を目撃したとされる事件だ
事件は大きく報道され
真偽を巡る議論が過熱した
だが、児童たちは次第にこの体験について
語らなくなっていった
彼らは嘘をついていたのだろうか
それは「嘘」でもなく
「本当」でもなかったのかもしれない
人間の脳は未知の体験をどのように認識するのか
脳には曖昧な体験の中に意味を見出してしまう、
「パレイドリア」と呼ばれる認知の性質がある
私たちは自分の見たものをどこまで信じればいいのだろう
いったい児童たちは
何を見てしまったのだろうか
補足資料
甲府事件とは、1975年(昭和50年)2月23日に山梨県甲府市で発生したとされるUFO目撃事例である。目撃者は当時小学2年生だった男子児童2名で、放課後の夕方、友人宅からの帰路に公園付近で体験した出来事として記録されている。
報告によれば、児童2名は空を飛行する発光体に気づき、その物体が低空で移動しながら近づいてきたのを目撃したとされる。物体は銀色またはオレンジ色に発光していたと語られ、やがて地面付近に降下・停止したように見えたという。直後、物体の近くから人型の存在が現れたとされ、その身長は児童と同程度か、やや低かったという証言が残されている。
特に特徴的な証言として、児童のうち1名が、その人型存在から肩を叩かれたと感じた体験を語っている。この際、恐怖を覚え、声が出なかった、体が動かなかったといった反応があったと報道された。人型の存在については、「銀色の服のようなものを着ていた」「耳が大きく見えた」など、複数の描写が紹介されているが、証言内容には細部で差異もある。
事件後、児童の証言は新聞やテレビ番組で大きく取り上げられ、昭和期のUFO報道を象徴する事例の一つとなった。警察による事情聴取も行われたとされるが、危険性や事件性は認められず、公式な説明や結論は示されなかった。現場付近で異臭がした、草木が倒れていたといった周辺情報も報じられたが、いずれも決定的な物証は確認されていない。
その後、成長した当事者である児童たちは、次第に公的な場でこの体験について語らなくなっていったとされている。その理由や認識の変化について、本人の詳細な記録は多く残されていない。
甲府事件は、目撃証言の内容、当時の社会的UFOブーム、子どもの記憶や認知の特性など、複数の観点から繰り返し参照されてきた事例である。現在も日本のオカルト史・未確認現象の文脈において明確な結論が示されていない。
断片 (リンク)
・[甲府UFO事件から50年UFOで甲府を盛り上げたい] (2025) – 甲府市公式広報(UFOKOFU1975の活動と「甲府UFOの日」認定)
・[【特集】「甲府事件」から50年 “UFOと遭遇”元少年が語る当時の記憶] (2025) – YBS山梨放送(50周年特集での恐怖再現インタビュー)


コメント