No.41
本編
ナチスの円盤ハウニヴとアダムスキーのUFO
なぜかよく似ている
丸い機体
上部のふくらみ
下に並ぶ突起
ナチス・ドイツには円盤翼機や垂直離着陸機の構想があった
ただし実在資料に見られる機体は
平たい円盤に近いものが多い
実在の技術
誇張された噂
後から加えられた設定
それらが重なるとひとつの完成した物語になる
ハウニヴのような形は
むしろアダムスキーのUFOに近く見える
アダムスキーのUFO写真は
巨大飛行物体ではないとする指摘が早くから出ていた
ランプシェード
ランタン
電球…
身近な部品を組み合わせれば
似た形は作れるとも言われている
その形は本当に
最初からそこにあったのか
視点
アダムスキーは自身が1952年に遭遇したUFOを身近な品物を使って再現した可能性が極めて高いようだ。
ナチスの円盤は戦後から噂はあったが具体的な名称や写真や図面などが「発見」されたのは1970年代以降となる。
その後詳細なエピソードも「判明」していったとのこと。
補足資料
ナチス・ドイツ期に語られる円盤状飛行体「ハウニヴ(Haunebu)」と、1950年代に接触体験を主張したジョージ・アダムスキーのUFO写真は、外形的な類似性が指摘されてきた事例として扱われている。両者はいずれも、円盤状の本体、上部のドーム状構造、底面に規則的に並ぶ突起を特徴とする図像で知られている。
ナチス期の航空技術に関しては、円盤翼機や垂直離着陸機に関する構想や試作が存在したとされ、ハインリヒ・フォッケらによる実験的設計や、フォッケウルフに関連する開発が記録されている。ただし、当時の図面や試作機とされる資料に見られる形状は、滑らかな円盤あるいは多角形に近い平面的構造が多く、後年流布した「ハウニヴ」のような多層構造・装飾的突起を備えた外観とは差異がある。
「ハウニヴ」という名称自体は、戦時中の公式記録には確認されていないとする見解があり、主に戦後になってから出版物や映像作品の中で言及されるようになったとされている。特に1960年代以降、ナチスの秘密兵器や超技術に関する言説の中で、未確認飛行物体的な形状を持つ円盤が体系化されていった経緯がある。
一方、ジョージ・アダムスキーが1950年代に公開したUFO写真は、当時から広く流布し、いわゆる「古典的UFO像」の形成に影響を与えた。彼の提示した写真には、金属質の円盤に加え、底面に球状突起が並ぶ構造が写されているとされるが、同時期からその実在性に疑問を呈する指摘も存在していた。
これらの写真については、小型の模型や日用品を組み合わせた可能性が指摘されており、照明器具の部品、ランプシェード、ガラス製品などを用いることで類似した外観を再現できるとする検証例が報告されている。また、撮影距離やスケールの不明瞭さが、物体の大きさや性質の判断を困難にしているとする分析も存在する。
視覚的モチーフの観点では、1950年代以降に広まった「円盤+ドーム+突起」という構成が、その後の創作物や言説において反復され、ナチス関連の秘匿技術説と結び付けられていったとする指摘がある。すなわち、実在した技術的試行、戦後に拡張された噂や証言、さらに後年の創作的補完が重なり合うことで、一貫した機体像が形成されていった。
これら二つの系統に共通する形状については、どの時点で現在知られる具体的な外観が定着したのか、また相互の影響関係が存在するのかについて、複数の説が提示されている。図像の類似はしばしば指摘される一方で、その起源や形成過程については資料の出所や年代にばらつきがあり、一定の見解には収束していない。
断片(リンク)
・[Nazi Flying Saucers – Never Was] (2021) – Never Was Magazine(1950年のBelluzzo/Schriever新聞報道を初出とし、Haunebuの詳細デザインがAdamski写真以降に創作された経緯を歴史的に解説)
・[The BS Historian – Nazi Flying Saucers – “New” Evidence?] (2010) – BS Historian(Haunebuの創作性を詳細に検証)
・[Mental Floss – Flying Saucer Toy Recalled for Its Misleading Take on Nazi History] (2018) – Mental Floss(RevellのHaunebu模型回収騒動)
・[Preliminary Notes on the Adamski Scout Ship Photos] (2012) –Scribd(Joel Carpenterの未発表論文)


コメント